補助金は「申請して終わり」ではありません。知らないと取り返しがつかない順序の問題を、先にまとめておきます。
最も多く、最も痛い失敗です。「採択されたから」と発注すると、交付決定前の契約は対象外とされ、補助金が1円も出ないことがあります。発注書・契約書・見積書の日付は必ず交付決定日より後にしてください。
補助金は後払いです。設備を買って、支払いを済ませ、報告して、それから入金されます。採択から入金まで半年以上かかることも珍しくありません。手元資金かつなぎ融資の準備が要ります。
国の補助金の多くは電子申請で、gBizIDプライムのアカウントが必要です。発行に1〜2週間かかるため、締切1週間前に気づいても手遅れです。使う予定がなくても、先に取っておくのが安全です。
多くの制度で消費税は補助対象外です。税込で計算していると、想定より補助額が減ります。
一般的なパソコン、タブレット、事務用品などは「事業以外にも使える」として対象外とされることが多い項目です。
事業継続力強化計画の認定などの加点項目は、取得に数週間から数ヶ月かかります。採択率に直結するため、狙う制度が決まったら真っ先に着手すべき部分です。
見積書・発注書・納品書・請求書・振込控え・現物写真。このうち1つでも欠けると認められないことがあります。買った瞬間から書類を揃えて保管してください。
ここに書いた内容は一般的な傾向であり、制度ごとにルールは異なります。実際の判断は必ず各制度の公募要領と、実施機関への確認に基づいて行ってください。本記事は法的・税務的な助言ではありません。