補助金は原則あと払いです。採択されても、先に自分で全額を支払わなければ受け取れません。ここでつまずく事業者が非常に多いので、お金の流れと選択肢を整理します。
補助金の流れは、申請 → 採択 → 交付決定 → 発注・支払い → 実績報告 → 検査 → 入金、の順です。つまり支払いが先、入金が後です。
いま受付中の制度のうち、上限500万円以上のものは165件あります。補助率2分の1なら、1,000万円の設備を入れて500万円が戻る形になりますが、その1,000万円は先に自社で用意する必要があります。
制度によりますが、交付決定から入金まで半年から1年かかることは珍しくありません。事業期間が1年ある制度では、事業終了後に実績報告 → 検査 → 確定 → 請求 → 入金、と進むため、申請してから2年近く経ってから入金される場合もあります。
手数料も利息もかからないので、可能ならこれが最善です。ただし手元資金を使い切ると、入金までの数か月〜1年を運転資金なしで走ることになります。「払える」と「払っても回る」は別なので、月次の資金繰り表で確認してください。
交付決定通知書があれば、それを裏付けに融資を受けられる場合があります。日本政策金融公庫や取引のある金融機関がまず相談先です。金利は低い一方、審査に時間がかかるため、交付決定が出たらすぐ動く必要があります。
金融機関より金利は高くなりますが、審査が速いのが利点です。「交付決定は出たが発注期限が迫っている」という場面で使われます。
借入ではなく、既にある売掛金を期日前に現金化する方法です。負債が増えないという特徴がありますが、手数料が実質的なコストになります。複数社で条件が大きく違うため、必ず相見積もりを取ってください。
補助金は「もらえるお金」ではなく「立て替えて、後から一部が戻ってくるお金」です。ここを理解しているかどうかで、採択後の苦しさがまったく変わります。
クラウド会計ソフト。補助金は採択後の実績報告で帳簿の提出が必要になります。
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